2020「京の七夕」北野天満宮の北野紙屋川会場の楽しみ方と最新スポット情報!?
7月の祇園祭、お盆の五山の送り火など古都・京都は夏にもイベントや伝統行事が目白押しです。
そんな中、2010年に始まった比較的新しいイベントにも関わらず、京都の街に急速に浸透して、今や京都の夏の風物詩の一つに数えられるイベントがあります。
それが、「京の七夕」です。
「京の七夕」は、今の暦ではなく、旧暦の七夕にあたる8月の上旬に、京都市内の複数の会場にて、1週間ほどの期間、開催されます。
京の七夕は、それぞれの会場によって、個性と特性を出して、同じイベントでもそれぞれみどころが違うので、参加者は楽しみが会場の数ほどあって嬉しい夏のイベントとなっています。
ここでは、その京の七夕の開催会場の一つである、北野天満宮の北野紙屋川会場についてご紹介していきたいと思います。
- 2020「京の七夕」北野天満宮・北野紙屋川会場のご紹介
- 2020「京の七夕」北野天満宮・北野紙屋川会場の人の込み具合とかどうなの??
- 2020「京の七夕」北野天満宮・北野紙屋川会場でのイベントの楽しみ方
- まとめ
2020「京の七夕」北野天満宮・北野紙屋川会場のご紹介
京都市の上京区にある北野天満宮は、学問の神様・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)を祀った神社であり、京都市民からは「北野の天神さん」として親しまれている神社です。
福岡の有名な太宰府天満宮と並んで、天神信仰の中心となっています。
北野天満宮には、50種類、2000本にも上る梅の木が植えられています。
これは、北野天満宮に祀ってある菅原道真の「飛梅伝説」に由来しています。
道真が、九州の大宰府に左遷された際に、詠んだ有名な句がそれを現わしています。
-東風(こち)吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ-
ここ京の北野天満宮の梅が、無き主菅原道真を思って、一夜のうちに京から九州の太宰府まで飛んで行ったというオカルトみたいな「飛梅伝説」です。なので、北野天満宮の神紋には梅がデザインとしてあしらわれていて、2月~3月の梅の花が満開の季節には、梅苑も公開され大人気です。
京の七夕の行われる北野紙屋川会場は、そんな由緒正しく歴史の古い北野天満宮の周辺地域の名称です。
2020「京の七夕」北野天満宮・北野紙屋川会場の人の込み具合とかどうなの??
数ある「京の七夕」開催会場の中でも、北野天満宮・北野紙屋川会場で行われるイベントは特に独自性を打ち出しています。
その理由は、多分に地理的なものが影響していて、京の七夕の会場の中でも中心になるのは、堀川及び鴨川周辺エリアだからです。
北野天満宮・北野紙屋川会場はこれらの中心エリアからは、離れた立地にあります。
そのため、人の込み具合の他の会場と比べれば、少なめであり、その分のんびりゆったりとイベントを鑑賞して回れます。
ゆったりまったりと京都の夏の夜のそぞろ歩きを楽しみたい人にはうってつけの京の七夕会場が、北野天満宮・北野紙屋川会場です。
2020「京の七夕」北野天満宮・北野紙屋川会場でのイベントの楽しみ方
「京の七夕」北野天満宮・北野紙屋川会場では、「北野七夕祭」と重複しているので、「北野七夕祭」のイベントに「京の七夕」のイベントも収斂する形になります。
夜間拝観およびライトアップ
北野天満宮の境内にその一部が残っているかつて豊臣秀吉が、水防のために築いた御土居と境内一杯に飾り立てた七夕笹が幻想的にライトアップされます。
そのため、国宝となっている本殿がこの期間だけ特別に美しくライトアップの光で妖しく浮かび上がり息をのむような景観が現れます。
この夜間拝観の特別期間は、8月5日~13日までです。
三日間限定の「国宝通り抜け神事」
また、この「京の七夕」北野天満宮・北野紙屋川会場での開催、つまり北野七夕祭においては、8月11日~13日の3日間だけ、「国宝通り抜け神事」に参加することができます。
これは、「神と人間をつなぐ神聖な場所」とされ通常は神職にある人間しか入ることが許されなかった国宝「石の間」を、この3日間だけ一般公開し、通り抜け神事に参加できるのです。
加えて、北野天満宮のレアな御神宝の展覧も許されます。
御手洗川足つけ燈明神事
御手洗川というのは、境内を流れる清涼な湧水の小川で、この京の七夕の期間だけ特別に、この御手洗川の清流に足首まで浸かって、邪気を祓う神事に参加できます。
真夏の京都で、ひんやりと沁みわたる清流に足を浸して浮世の垢を落とすヒーリングはいかがでしょうか?
まとめ
「京の七夕」北野天満宮・北野紙屋川会場でのイベントなどを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
「京の七夕」に中でも、北野天満宮・北野紙屋川会場は厳かで落ち着いた京の夏の夜を楽しみたいと望む人にオススメの会場ですね。